全ての有酸素運動が身体に良い!は間違い。ジョギングもウォーキングも身体機能を低下させる行為

秋から春にかけて、巷ではマラソン大会が増えたり、健康増進のためにジョギングやウォーキングをしている方を多く見かけます。
走ることで身体や頭がスッキリしたり、ドサっと噴き出る汗と熱くなる身体、目標を達成できる喜び、とっても運動をした気分と身体に良いことをした気持ちになれますね。

ジョギングやウォーキング、身体に良いと思っている方がほとんどではないでしょうか?
学校では教えてくれませんでしたが、実はジョギングもウォーキングもマラソンも、身体の健康という観点からみると非常に良くない行為です。
良くないどころか、身体を悪くしてしまう原因をつくる行為の一つです。

これまで身体に良いと思って信じてきた方には受け入れ難いことかもしれません。
でももし、身体のことを本気で大切にしたいのであれば是非知っていてください。ご家族に成長期のお子様などがいらしたら知識として教えてあげてほしい内容です。



全ての有酸素運動が身体に良い!は間違い。

よく、長時間継続して行う有酸素運動は酸素を取り入れながらエネルギー源をつくり出すシステムを繰り返し血流上げて脂肪を燃焼するのでダイエットに効果的などと言われます。実はこれ、どんな有酸素運動によるかで身体に良くない行為へと変わります。例えばジョギングやウォーキング、マラソン、エアロビなどの心拍数が上がりやすい有酸素運動は、確かに細胞への酸素供給のため血液中で赤血球が激しく移動するので長時間行えば身体中がポカポカ暑くなり脂肪が燃焼したような気分になります。
では、私たちにとってとても大切な免疫に関わる白血球はどうなっていると思いますか?
残念ながらほとんど動くことがありません。さらには、頭がつねに上に位置し通常生活では行うことのない激しい上下運動を繰り返すので、酸素が身体の隅々まで行き渡りません。脳は常に軽い酸欠です。歩く、走る行為は筋肉の十分な伸び縮みをしないので血管が硬くなります。血管が硬くなると言うことは日常生活の血流が悪くなることでもあり、冷えなどの原因もつくります。動いてほしい白血球も動きません。白血球が働かないということは免疫機能が下がる原因をつくります。下半身ばかり動かすので骨盤はズレ歪みます。これに伴い膝に負荷がかかります。骨盤が歪むと言うことは脊椎も歪みます。脊椎が歪むと言うことは、その周りにある内臓などの臓器も圧迫され機能が低下します。

これが、ジョギングやウォーキング、マラソンやエアロビクスなどで得られるものです。
もっと言えば、筋力トレーニングや短距離走などの無酸素運動、スポーツ等も心拍数の上がる有酸素運動と同様です。国民体操的な位置づけにある「ラジオ体操」も同様です。
厳しい言い方をすれば、健康のためにと行うくらいなら、やらないほうがよっぽど身体を壊す原因をつくりません。

学生時代に部活動や運動系の習い事などの一環でジョギングやマラソン、筋トレなどを行った方も多いのではないでしょうか?その時の身体の歪みは、数年後、数十年後に腰痛や肩こり、婦人科系のトラブル、癌を含めた病気として出ることが少なくないことをヨーガを伝えることを通して痛感しています。
現代に鬱やパニック障害などの精神疾患が多いのも、全てとは言えませんが、身体に対する誤った知識が生み出しているのではないかと感じます。

身体に良い有酸素運動とは、ゆったりした動きと呼吸(ゆったりでも数が少なければ身体に効きません)、連続した同じ動きを繰り返さないものです。
お伝えしている伝統的なハタヨーガはまさにこれに該当します。

日本教育の「体育」は体を育てると書きますが、残念ながら身体の育て方や作り方は教えてくれません。
部活動や運動系の習い事も、それらのパフォーマンスを上げるための方法は教えてくれますが、それらをやめた時の身体の戻し方について教えてくれる顧問やコーチはいないのではないでしょうか。学校の体育や部活動、習い事で得られる経験は尊いものです。けれど、彼らの人生はその一瞬ではありません。それらをやめて社会に出てから、いかに健康に社会生活が送れるかがとても重要になります。健康を害した時の立て直し方を知っていることも大切です。身体を戻すところまで教え、初めて「教育」と言えるのではないかと私は思っています。

身体に対する本当の知識を、少しでも多くの方に知ってほしい、身体の戻し方や作り方を知ってほしいので、これから少しずつ辛口ブログになるかと思います。
興味のある方にお読みいただけますと幸いです。