ねじって、反って、巡りの良い身体づくりを。
二十四節氣では、今日から「大雪」。
いよいよ本格的な冬の到来ですね。
空氣がとても澄んでおり、夜空の星がとても綺麗です。
以前、チャクラについて少し記事を書いたことがあり、
その中で「ナーディー」という生命エネルギーの通り道について触れました。
今回は「ナーディー」について書いてみたいと思います。
ハタヨーガの生理学では、
生命エネルギーの通り道である「ナーディー」が詰まらないよう、
ヨーガ(アーサナや呼吸法)で詰まりを取り除き、浄化することで健康を改善するという理論があります。
生命エネルギーの通り道であるナーディーは
肉体の経過とともに劣化をしたり、不摂生により詰まりが生じると考えられています。
ナーディーに詰まりが生じると、生命エネルギーであるプラーナが流れにくくなり
健康状態が悪くなるという結果につながります。
私たちが健康であるためには、
自律神経・ホルモン・免疫がしっかりと機能すること。
自律神経は、交感神経系と副交感神経系の2種類に分類される、生命活動をコントロールしている神経系です。
交感神経系の神経節の大半は脊髄の外部の左右に位置しています。
副交感神経系の神経節は、それぞれの対応する内臓の近くや内部に存在しています。
そして、脊髄の奥深くには中枢神経が位置しています。
これはヨーガの生理学でいうナーディーの通り道にとても似ており、
ヨーガのアーサナは、
先人たちがこれらの機能が十分に働くようにするにはどうしたら良いか、を
身体の操作によって実践し氣づいた結果だと言われています。
特に生命エネルギーであるプラーナをスムーズに流すための健康なナーディー作りには
『ねじり』『反り』のポーズが効果的。
脊椎を軸に捻るポーズ、そして反るポーズは
交感神経系・副交感神経系・中枢神経へ働きかけます。
そして
健康を保つために必要な、自律神経・ホルモン・免疫の機能を高めてくれます。
もちろん、ねじる・反るポーズだけを行なっていれば健康であるか、と言えば違いますが
生命エネルギーの通り道であるナーディーをクリアにするためには大変重要な動き(ポーズ)
になります。
生命エネルギーであるプラーナをスムーズに流すことは
精神面・身体面においてストレスを受けている現代人の大きな助けになると思います。
ぜひ、
「ねじる・反る」のポーズを、いつもよりも少しだけ、意識的に行ってみてはいかがでしょうか^ ^
(背中や首に痛みや腰痛のある方は様子を見ながら行ってください。
「痛い時はやらない」もヨーガです。
できる他のポーズで、インナーマッスルを落とされないように。)