ヨーガに柔軟性は必要なし
今回は、ヨーガと柔軟性について書いてみたいと思います。
『ヨーガ』と聞くと、多くの方が『体が柔らかくないとできないのでは?』
というイメージを抱くのではないでしょうか。
柔軟性の高いモデルさんが、氣持ち良さそうにポーズをとっているヨーガの広告などを見ると、
ヨーガは体が柔らかくないとできない、、という想像が働いてしまいますよね。
けれど、あれは一つの情報にすぎません。
少し視点を変えて、
ヨーガの発祥地であるインドのヨーガのイメージはどうでしょうか?
このようなゆったりとした服装で、健康体操的な印象ではないでしょうか?
多くの方がイメージをしているであろう
現在の日本の一般的なヨーガは以下のようなイメージかな、と思います。
ピッタリとした服装に、綺麗なモデルさんが難しそうな素敵なポーズをとっているイメージ…
ではないでしょうか。
これはどちらも、あくまでもイメージであり、
ヨーガを始めるきっかけは、どんなイメージからでも良いと思います。
お洒落で素敵なヨーガのイメージからヨガを始めることも、とても素晴らしいことです。
ですが本来、ヨーガは誰にでもできるもの。
体の柔軟性は全くと言って良いほど関係ありません。
むしろ、体が硬いと感じる方ほど変化を感じるスピードが早いのではないかと思います。
ヨーガは体を柔らかくするものではなく、健康のためのツールです。
自分の体の可能性に向きうものです。
意識した方向に少しでも体が動くのであれば、それは『体にできる可能性がまだまだある』ということ。
そもそもヨーガのポーズの一つ一つに意味はありません。
(もちろん体の特定の部位に効かせている、という理論はありますが)
数多くのポーズをこなしながら、あらゆる方向から体へ刺激を加え
体の可能性を実感し、
人間の全体のバランス力を上げていくものが本来のヨーガの在り方です。
人間の全体のバランスが調うことは「健康である」ということ。
ヨーガを続けた先には、自分にとって必要な柔軟性も手に入れることができているはずです。
ぜひ、世間一般的なヨーガのイメージから一度離れていただき
伝統的な本来のヨーガへ触れていただけたら嬉しいです。
筋肉は裏切らない、
ヨーガも裏切りません。