ヨーガの目的、健康の目的

ふと、『健康』とは何のためにあるのかを考えてみました。

 

多くの人々が『健康』であるために体を動かしたり、食事に氣を配ったり

心へ配慮したり、人ぞれぞれアプローチの仕方は違いますが

生きている限り健康であることを意識します。

もちろん『健康』であろうとする心には

「人生を最期まで元氣に楽しみたいから、、」という意識が多くの人にあると思いますが

今回は『健康』と『ヨーガ』と分けて考えてみました。

 

 

ヨーガを通して私が感じている『健康の目的』とは

『思考の健全性を保つため』

なのではないかと思います。

 

 

例えば体調を崩したり、病氣になったとき

自分本来の健康な思考でないと、崩した体調を戻すことはなかなか難しい、、

 

目には見えない思考は本心を反映します。

どんなに言葉や態度で繕っても本心が違えば、言葉や態度とは違った思考が生じてきます。

 

ではどうしたら健康の目的である『思考の健全性』を育て保てるのか、、

 

私は、スポーツとは違う『ヨーガ』や『太極拳』などの呼吸をメインとした体へのアプローチを行うことだと感じます。

特にヨガは様々な呼吸を通して身体との関係を保たせてゆきます。

健康の目的である「思考」はコントロールできませんが

「呼吸」は自分の意識次第で変えてゆくことができます。

 

ヨーガは本来、アーサナ(ポーズ)・プラーナーヤーマ(呼吸)・ディヤーナ(瞑想)という技法を総動員し、

それらを使いこなして自分の身体に徹底的に向き合います。

ヨーガは死ぬまで身体を動かし続けるためにあり

死ぬまで自分の呼吸と身体に向きあい、健全な思考を保たせるためのツールでもあるのだと感じます。

 

健康の目的が『思考の健全性を保つ』のであるならば

ヨーガは「健康の目的を成し遂げるためのツール」です。

 

身体に向き合うことは生命に向き合うこと。

ヨーガの目的は人生を全うするためのツールです。

 

 

『健康』について角度を変えて眺めてみると

どのような身体との関わり方をすると自分にとってベストで心地良いのか

見えてくるかもしれませんね。

 

 

今日も素敵な秋の一日でありますように。