片頭痛は治ります。片頭痛の原因と自律神経は関係なし。
【頭痛の一種、片頭痛には原因も治し方もある】
片頭痛持ちの方、多いのではないでしょうか。中には何十年と片頭痛を共にしている方も少なくないと思います。片頭痛に関して調べると、片頭痛の原因は明らかになっていないとか、片頭痛になる理由はストレス・睡眠不足・天気や気圧の急な変化・ホルモンバランスの乱れなど言われており、ストレスを溜めないようにしましょう、とか食事を整えましょうとか、瞑想をしましょう、とか。あとは、自律神経の失調だ!と片づけられてしまうこともあるようです。現代では原因も治し方も明らかではなことが多い片頭痛。けれども源流のハタヨーガの観点と人体の仕組みから見れば、片頭痛の原因も治し方もちゃんとあるのです。
【片頭痛の原因と片頭痛は自律神経の失調ではない】
片頭痛の原因は、大脳の中の毛細血管が広がってしまっている状態が続いていることで起こります。
血管も筋肉ですから、毛細血管を含めた血管は「弛緩と収縮」を繰り返すのが本来の姿であり、弛緩と収縮により血管は血液に流れを作っています。けれど、片頭痛のある人の毛細血管は広がりっぱなしですから血液がうまく流れません。身体の他の部分であればそこまで血流がないことで強い痛みを伴うことはありませんが、わたしたち人体にとって頭の中のこととなれば重大事件ですから、強い痛みとして感じるわけです。これが片頭痛が起こる原因であり、片頭痛の根本原因は血管能力の低下です。
片頭痛が起こったり診断されると、多くの場合、鎮痛剤を飲んだり、インターネットの情報を見たり病院に行けば「自律神経失調症」として判断や診断をされることも多いので、自律神経をどうにかしようと試みるわけです。このあと、自律神経についてもお伝えしますが、片頭痛に自律神経は関係ありません。根本的な原因である血管能力を上げる処置を取らなければ片頭痛は治らないのです。けれど、根本原因である血管能力を上げれば、何十年と共にしてきた片頭痛だって治すことができるのです。
【自律神経と片頭痛】
これは片頭痛に限らず言えることですが、現代では何かにつけて「自律神経が乱れていることが原因」とされることがよくあります。
自律神経が乱れているから「ストレスから離れる生活をしましょう」とか「ご飯をバランスよく取りましょう」とか、あとは現代ヨガの世界でも多いのですが「瞑想しましょう」とか..でもコレ、一時的に治ったような錯覚にはなるかもしれませんが、また再発します。治らないんです。そもそも自律神経にはものを治す力はありません。自律神経はコントロール器官であって、良いなら良い方向へコントロールしますし、悪いなら悪い方へコントロールをする組織です。(自律神経自体は良いも悪いも思っていなく、ただ真剣にコントロールしているだけです)ですから、片頭痛で言えば根本原因である血管能力が低く悪い状態であれば自律神経は悪い方へコントロールするから痛みが出るし、逆に血管能力が安定して良い状態であれば自律神経も良い方へコントロールするから症状が出ないのです。
【片頭痛は頭だけの問題ではない】
「血管が広がって血管の能力が落ちていて血が流れない、血が流れないということは栄養が行かないから脳は危機を感じて痛みとして発信してくる」というのが片頭痛が起こる原因です。
では、頭の毛細血管が広がって収縮してくれないけれど、他の身体の部分の血管含めた毛細血管は元気なのか?と言ったらどうでしょう。頭の毛細血管だけが広がってしまって胴体や下肢などの部分の毛細血管は元気なわけないですよね。身体は繋がっています。頭の血管の能力が落ちていれば、それ以外の血管の能力も落ちています。それなのに「ここだけ悪い」って捉えてしまうのが現代のものの見方の癖かもしれません。
私たちの身体は繋がっていて、毛細血管も全身に繋がっています。だから、片頭痛持ちの方は、腰痛や肩こりなども併せて持っている場合が多いのです。
【源流のハタヨーガでは片頭痛も治せる】
源流のハタヨーガを始めると、早い人で片頭痛が2ヶ月ほどで治ることもあります。なぜ源流のハタヨーガでは片頭痛を根本的に治すことができるかというと、身体をしっかり動かすからです。(この「しっかり」の意味は、言葉や文章でお伝えすることが難しいので、ぜひ当教室のレッスンでご体験ください)
身体を細かくしっかり動かすと毛細血管が増えて広がり、それが脳へもつながっていくのです。片頭痛を治すにあたり、一番重要なのは筋肉を作るということ。筋肉を作ると毛細血管が増えるからです。毛細血管が増えるというということは代謝が上がり、代謝が上がるということは新陳代謝が上がるから新しい細胞を作ることができるようになります。そうすると細胞の交換がきいて、今までの古い血管が修正されてくるのです。だから早い人で2ヶ月で治すことも可能なのです。
それともう一つセットで重要なのは、源流のハタヨーガで行う「有酸素運動と腹式呼吸」だということです。源流のハタヨーガの呼吸法は酸素がしっかり取り込めるので、新しい代謝ができて、新しい細胞をより早く作ることができるのです。片頭痛を治すにあたり、個人差はありますから2ヶ月では難しくても半年ほど真剣に源流のハタヨーガを行えば大体治ります。
【片頭痛を治す過程で腰痛や肩こりなども改善】
「腰痛を治したくて源流のハタヨーガを始めたら、治らないと思っていた片頭痛の方が先に治ってしまった」というケースもあります。これは先にお伝えしたように、全身が繋がっているから。源流のハタヨーガは全身の有酸素運動を行うので、一つの目的を達成しようとすると、複数の嬉しい効果も実感することが多いです。
また、腰痛の場合は骨格の矯正などの話にも繋がっていきますが、頭痛に関しては「細胞」がポイントになります。要するに脳の細胞の能力が落ちているので、そこを見ていかなければならないのです(自律神経の問題ではありません)。筋肉という細胞であって、その血管が問題なのです。血管の能力を上げるためには身体を動かしていくほかないのです。
インナーマッスルから作っていくというかたちにすると、筋肉は何歳からでもつけることができます。歳を重ねても結構つくんです。50歳過ぎてアウターマッスルからつけようとすると筋肉は思うようつきませんんが、インナーマッスルから付けると結構つくんです。そうすると血管が修正されて、片頭痛もその他も治っていくのです。