スポーツは楽しむもの、ヨガは健康のためのツール

今年の7月23日はスポーツの日による祝日です。

 

今回は「スポーツとヨガ」について書いてみます。

 

「健康のためにスポーツをしよう!」

そう思われる方も少なくないと思います。

スポーツで身体を動かす習慣を身につけると、健康になれる気がしますよね。

 

血液の観点からお話をすると、

スポーツをどんなにたくさんおこなっても、続けても健康にはなりません。

 

 

運動には有酸素運動と無酸素運動がありますが、

有酸素運動でもジョギングのような激しい有酸素運動と

ヨガや太極拳のようなゆったりとした有酸素運動があります。

多くのスポーツは無酸素運動か激しい有酸素運動になります。

 

無酸素運動や激しい有酸素運動というのは、

細胞へ酸素を供給するために、血液中で赤血球が激しく移動します。

けれども、白血球やその他の「免疫に関係する成分」がほとんど動かないのです。

このため、免疫力は下がってしまいます。

 

これに対して、ゆったりとした有酸素運動は、

赤血球を含めた「全ての血液成分」が平常時よりも活発に動くため、免疫力アップにつながります。

 

スポーツを職業としている方々が、病気にも風邪にもかかららず健康か?といったら

そんなことはないはずです。

むしろ、血液の観点から言えばアスリートの方々の方が

風邪にかかりやすかったり、重症化しやすいリスクを持っているとも言えます。

 

ハタヨガは「ゆったりとした有酸素運動」であることに加え、

臓器をマッサージするような呼吸法やポーズをたくさん備えているため

力強い血流を作り出すことが可能です。

力強い血流は小腸へしっかりと栄養や酸素を送り込めるので、小腸の吸収能力を高め

免疫に関係する腸内フローラも高いレベルでキープすることができます。

これが、どんな健康法よりもハタヨガが強力であると言える理由の一つです。

 

 

とは言え、

スポーツをすることは、普段味わえないような感覚や感動やといった

心への栄養を与えてくれます。

人と人とのコミュニケーションの場でもあり、つながりの場にもなります。

「スポーツ」は私たち人間になくてはならないもの。

 

健康とスポーツを結びつけず、

 

スポーツは「楽しむもの」

ハタヨガは「健康のためのツール」

 

といった意識で、

スポーツを楽しめる健康な身体を

「ハタヨガ」でつくっていただけたら嬉しく思います。