調和と感謝と敬意の『合掌』で自らの心を調える
* 色と呼吸とヨガで ありのままで美しく、耀く女性を応援! 埼玉県さいたま市大宮区のヨガサロン caapashanti(チャーパシャンティ) Kaori です *
今回はヨガでもよく使われ、そして日常でも私たちがよく使う動作、『合掌』について書いてみたいと思います。
合掌=アンジャリ とは
手のひらを合わせる『合掌』は
サンスクリット語で『アンジャリ』と言います。
ヨガのポーズでは度々合掌を加えたポーズが出てきますが
シンプルに合掌だけを行うポーズを『アンジャリムドラ』と呼びます。
みぞおちの前あたりで合掌をすることにより、親指の付け根あたりが胸に触れることで第四チャクラ(ハートチャクラ)の通り道ができるとも言われています。
また、「右手は本来の姿・左手は自我の姿」と言われ、右手と左手を合わせることで本来の姿と自我の姿を調和し「全てを一体化させていく」という意味も込められています。
仏教では「右手が仏・左手は衆生、人々」を表し
手のひらを合わせることにより「仏と衆生が一つになり仏に成る」という意味があります。
表現は違いますが、どちらも『統合・調和』という意味のもと
『合掌』は『感謝と敬意』を表す動作になります。
インドでは『ナマステ』と言いながら
タイでは『コップンカー』と言いながら合掌をしますよね。
そして日本では、お参りの時などをはじめ「いただきます・こちそうさま」といった日常生活の中でたくさん合掌をしています。
自らの心を調和し、相手に『感謝と敬意』を表現する『合掌』という動作はとても美しい動作です。
合掌の力を活用し、より心穏やかに過ごす
合掌は『感謝と敬意』を表現する動きです。
多くの方が
お祈りをするとき、
ヨガをするとき、
感謝をするとき、などに無意識に手のひらを合わせているのではないでしょうか?
『手』には計り知れない力があります。
手のひらを合わせると、なぜだか心が穏やかになりませんか?
『手当て』というように
『手』には自分を癒し、人を癒す力があります。
日常の出来事に心揺さぶられることがある時は
みぞおちの前で丁寧に合掌をしてみてください。
ご自身に感謝と敬意を無条件に向けてみてください。
人は合掌をしたまま怒ることはできません。
人は合掌をしたままイライラすることはできません。
丁寧に手のひらを合わせ、美しい所作で
心を調えていきましょう。