完璧主義から調和主義へ。ヨガで完璧主義を克服し心地良く生きる
* 色と呼吸とヨガで ありのままで美しく、耀く女性を応援! 埼玉県さいたま市大宮区のおうちサロン caapashanti(チャーパシャンティ) Kaori です *
『私、、、完璧主義なんだよね、、』
『私、、、0か100の思考でいつも自分で自分を苦しめるの、、、』
そんな悩みを抱えている女性、多いのではないでしょうか?
『完璧主義』という言葉だけ聞くと、一見とてもしっかりしていて
自分にも厳しそうだし、何やら立派な人のように聞こえますが、
『マイナス』なイメージの言葉として使われていることが多いのはなぜでしょう・・・。
それはやはり『完璧主義』でいると『生きづらい』からだと私は思うんです。
完璧主義であったり、0か100で物事を考えてしまうことを
自覚できていればまだしも、
自分が完璧主義であることすら気づいていないと、
もっと生きづらいのではないかなぁ、、、と思います。
完璧主義とか0か100で物事を考えてしまうことって
常に極端な考え方なので心も体もとても疲れますよね。。。
完璧主義かどうかはわからないけれど『生きづらい・・・』と感じている方も
もしかすると『完璧主義的』な思考をしているかもしれません。
そろそろ完璧主義を克服して
心おだやかに『調和主義』へ移行し、心身ともに心地良く生きてみませんか?(^ ^)
ヨガには長いこと身につけてきた思考を変えていく力もあります。
今回はヨガの力を使い、完璧主義を克服するためのお話を書きたいと思います。
なぜ完璧主義になるのか
なぜ、いつから完璧主義になったのでしょうか?
もちろん生まれてすぐに完璧主義な人なんていません。
これまで生きてきた過程で、無意識に完璧主義になる経験をしてきたことが
現在の完璧主義を作り上げてきた、、、と言えますよね。
ではなぜ、完璧主義な人は完璧主義になろうとするのでしょうか?
真面目だから? 人のため? 自己満足? そうやって育てられたから?
私は完璧主義な人が完璧になる大きな理由は
『恐い』からなのだと思います。
『恐れ』です。
何が恐いかというと
『自分も他人も』です。
その根本的原因は『信じることができない』というところからきている。
自分も他人も信じることができないから、何をするにも『恐い』・・・
その怖さを隠すために『完璧』に物事をこなすことで
『信じる』という穴を埋めているのだと思います。
自分を信じる力、自己信頼の低さが大きな原因であると思っています。
完璧主義になる主な原因
完璧主義になる原因やきっかけは人によって違うと思いますが
主に多いであろう原因を3つ挙げてみます。
1、自己肯定感の低さ
子供の頃に、兄弟や周りの子供といつも比較されていたり
厳しく育てられていたり、親の期待に応えなければならない環境であったり・・・
いつも『ありのままを認めてもらえない』、『存在そのまま』を認めてもらえない状況が続くと、人は無意識に『条件』が付いていないと『愛されないんだ』と思い込んでしまいます。自己肯定感の低い人間になってしまいます。
ありのままでは愛されない=期待通りの完璧な自分でいれば愛される
という思考回路が出来上がる・・・
大人になっても自己肯定感が低いままでいると、
完璧な自分でなければ、周りから嫌われるのではないか?認められないのではないか?そんな不安から、『完璧な自分であろう』とします。
人は自分で決めた『あり方』の方向へ人生が動いていきます。
『完璧な自分であろう』とすれば、いつも『完璧な自分である』という人生を歩むことになる。
少しでも完璧な自分から逸れることがあれば全てが崩れてゆき、絶望的な思いをする・・・
完璧主義の特徴として、『完璧』がキープされているときは調子が良いけれど
『完璧』が少しでも崩れると一切何も手につかなくなる・・・『一切やらない』という思考になります。
白か黒なんです。グレーがない。
これではストレスも溜まりますし、場合によっては絶望的な状況からなかなか抜け出すことができなくなりますよね。
完璧主義になる原因、『自己肯定感』の低さも
『完璧でなければ愛されない』という『恐れ』からきているように思います。
2、自分の弱さから身を守るため(自分のため)
完璧主義になる原因の理由に
『自分の弱さから身を守るため』ということもあげられると思います。
完璧に物事をこなすのは、誰のためでもなく自分のため・・・。
世間体を気にしていたり、人から劣っていると思われたくない、そんな気持ちからきていることもあります。
周りに『できない人』と思われたくない
できない自分が嫌(できない自分を認めたくない)
自分に能力がないと思われたくない、思いたくない・・・
これって誰かへの貢献でもなく、ただ自分の弱さから身を守るためですよね。
自分の弱さから身を守るために完璧にもの事をこなし、その弱さを埋めている。
これも自分への不安や『恐れ』から起こしている完璧主義という思考と行動です。
3、人を信じられないから
完璧主義って、人間関係でも苦しむこと、、多くないですか?
完璧主義な人の特徴として、『完璧』を他人にも求める傾向にあります。
『私はこんなにちゃんとやっているのに、あなたはどうしてできないの!?』って。
どうしてこんなことが起きるか・・・
そもそも完璧でいる理由は、『完璧でいないと愛されない』という自己肯定感の低さからきています。
自己肯定感の低い人は人を信じることができません。
自分を信じられない人は他人も信じることができないから。
かつ、相手を信じられないという自分の『恐れ』を相手に『完璧』という行いで埋めてもらおうと期待するんです。
でもそんなこと相手はできないですよね。
そうすると裏切られたような、もう相手を信じられないような気持ちになり(もともと信じられていないのですが・・・)、完璧思考が絶望思考へと一気に転換、、
だから人間関係がうまくいかないことが多くなるのだと思います。
完璧主義から調和主義へ、、
完璧主義ってとても疲れますよね。
常に思考が極端だし、無意識に他人へも完璧を求めてしまう・・・
望んでもいない人間関係のトラブルにもなるし・・・
そろそろ完璧に頑張りすぎる自分を卒業して
心穏やかに、そして他者と上手に調和しながら生きていく『調和主義』へ移行しませんか^ ^
『変わりたい』その気持ちがあれば絶対に人は変われます!!
完璧主義から調和主義へ移行するために必要なこと
完璧主義者に『今』必要なこと・・・
それは
『信じる力』だと私は思っています。
まずは、自分を信じる力『自己信頼』です。
自分の未来と可能性を信じる力です。
完璧主義は幼少期の体験などから自己肯定感が低いと書きましたが、
『完璧でいないと愛してもらえない』という意識を作ったのは実は自分です。
環境がどうであれ、その環境からどのように物事を捉えたかは自分であり自己責任なんです。
きっと親はありのままの自分を愛してくれていたはずです。その愛情表現の方法が期待であったり、比較であったり不器用な方法だったかもしれないけれど、絶対にみんな愛されているんです。
たとえ厳しい状況、環境だったとしても過去は過去。
大切なことは『今』その『過去』をどう捉えるか。
『今』、『どうありたいか』で現実は『ありたい方向』へと動いていくのです。
そのためにも完璧主義者に『今』必要なものは不足している『自己肯定感』ではありません。
『今』必要なのは『自己信頼感』だと私は思います。
どんな過去であろうと常に自分の未来と可能性を信じていられる自己信頼感です。
自分を信頼できれば『自分を信じられない・人を信じられない』という恐れが消え、次第に自己肯定感も高まっていきます。
完璧主義をヨガで克服する
完璧主義を克服するために、ヨガは大きな力となってくれます。
ただし、、、
ヨガをやったから完璧主義を克服できる
という直結した考えではありません。
その考え方では、おそらくヨガに取り組んでも完璧主義は根本的に克服できないと思います。
ではヨガをどのように活用するのか・・・
完璧主義の人は普段は完璧主義であってもそれが普通の感覚なので、
大きな問題はないと思います。
完璧主義もプラスの面を大きく働かせ、どこに意識を向けるかで大きな力となることもありますから^ ^
問題は壁にぶつかった時、感情がマイナスに揺れる時。
この時こそヨガや呼吸の出番です!
ヨガでご自身の内側の声にじっくりと耳を傾けてあげてください。
まずはゆったりと呼吸をとり、心を落ち着かせてあげてください。
ご自身の心の観察者となり、起きた出来事・ご自身の心の会話を俯瞰してみてください。
きっと多くの気づきがあるはずです。
そしてヨガで得た『気づき』を次に壁にぶつかった時・感情が揺れた時に生かしてください。
この繰り返しを、諦めずに何度も行ってください。
壁にぶつかる → ヨガで心を観察する
これを、自分を信頼して何度も行ってください。
完璧主義者は0か100かの思考なので、一回ダメだと
『もうダメだ、、もう嫌だ、、』と諦めてしまいがちです。
そんな時こそ気分を変えてヨガに取り組んでください!
心がクリアになり、きっとまた前を向けます!
壁にぶつかり自己と向き合うたびに
一回目よりは二回目、二回目よりは三回目・・・と
完璧主義から調和主義へと変化している自分を少しずつ感じられるはずです。
そして、次第に完璧にすることが重要なのではなく
『恐れや不安』を抱いている自分を受け入れてあげること、どんな自分でも自分で愛してあげること、が大切であること に 気づいて いける。。。
気づいたら『そうありたい』と自らが決めれば、
その方向へと人生は動いていきます。
ヨガは壁にぶつかった時に『心の観察』をするツールに、
そして
壁にぶつかった時の心の会話から『気づき」を得るためのツールとして使います。
まとめ
完璧主義を克服するためには、何度も何度も壁にぶつかって
そのたびにヨガや呼吸で心を見つめ、また這い上がっては壁にぶつかり心を見つめる・・・
この繰り返しが大切なのだと思います。
もちろん一回や二回では完璧主義を克服できないと思います。
でも、この体験からの信頼が人間としての大きな軸となり
人を信じる力へともなっていく、、、。
人を信じることができれば、
完璧主義の特徴である『相手にも完璧を求める』ということも
なくなっていきます。
そうして、ふと気づくと完璧主義ではなくなっている自分がいる・・・
完璧主義から調和主義へ移行する時って
そんな感じです、、
でした、私は^ ^
かつて私も完璧主義的な部分で苦い思いをしたことがたくさんありました。
それを克服するための過程で、いつもヨガや呼吸がそばで支えや助けとなってくれました。
今回はヨガや呼吸で心を俯瞰してきた私の経験を踏まえて、書いてみました。
誰かのお役に立てたら幸いに思います。
多くの女性が心穏やかに
バランス・調和の心で生きていけますように・・・╰(*´︶`*)╯